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YK63X64.sys に関する Readme ファイル, Windows 8/Windows 8 Server (64 bit)


本ファイルの内容:




1  概要

yk63x64.sys: 64 ビット ミニポート ドライバ, NDIS6.3

注: Make sure that Windows is installed with the latest 
   service packs and updates.

2  パラメータ

ドライバの各オプションを変更すると、アダプタの動作を最適化できます。
1.  [ネットワーク接続 (Network Connections)] で、構成するアダプタを右ク
    リックします。
2.  [プロパティ (Properties)] を選択します。 
3.  [構成 (Configure)] をクリックします。
4.  [高度 (Advanced"] をクリックします。
5.  [プロパティ (Properties)] ボックスで、変更するオプションを選択します。
6.  [値 (Value)] ボックスに目的の値を入力します。
7.  [OK] をクリックします。
    変更された設定とともに、オペレーティング システムによってドライバが
    再ロードされます。

以下の項では、ドライバがサポートするパラメータを説明します。


ネットワーク アドレス (Network Address)
------------------------------------
既定値:  焼き込みアダプタ アドレス
有効範囲:    "02-00-00-00-00-01" から "FE-FF-FF-FF-FF-FF" (16 進)。 
                  ここで、"マルチキャスト" ビット (ビット 0) は設定せず (すなわ
                  ち、アドレス フィールドには個別のアドレスを設定)、"ローカル
                  管理の" ビット (ビット 1) を設定します (ローカル管理者がアド
                  レスを割り当てたことを示す)。これら 2 つのビットは、LAN 媒
                  体で伝える最初のビットと 2 番めのビットです。

注意: 1 つのネットワークで重複した MAC アドレスを割り当てることはできません。
     同じネットワークで複数のアダプタに同じアドレスを割り当てるると、
     重大なトラブルが発生します。

アダプタ焼き込み以外のネットワーク MAC アドレスを使用するには、次の 16 進形式でネットワーク 
アドレスを入力します。

	例: 02-00-5A-98-12-34

ネットワーク アドレス フィールドを空白にしておくと (または、別の桁数を指定すると)、
アダプタに焼き込まれたネットワーク アドレスが適用されます。


ジャンボ パケット (Jumbo Packet)
-------------------------------
ドライバがサポートするフレーム サイズを指定します。
サイズが 1514 を超えるジャンボ フレームを使用すると、一般にはネットワーク 
パフォーマンスの強化になります。 

既定値: "1514 バイト"
有効範囲:   
        - "4088 バイト"
	- "9014 バイト"

注: 使用ネットワークがジャンボ フレームをサポートしているかどうかわか
   らない場合は、サイズを > 1514 に設定しないでください。

注: Fast Ethernet アダプタの場合、有効範囲は 1514 が上限です。


IPv4 チェックサム オフロード (IPv4 Checksum Offload)
-------------------------------------------------
IPv4 トラフィックのハードウェア チェックサム オフロードの制御に使用します。
チェックサム オフロードを無効にする必要はありません。

既定値: "Tx & Rx 有効"
有効範囲: 
	- "Tx & Rx 有効"
	- "Tx 有効"
	- "Rx 有効"
	- "オフ"


TCP チェックサム オフロード (IPv4)、UDP チェックサム オフロード (IPv4)、
TCP チェックサム オフロード (IPv6)、UDP チェックサム オフロード (IPv6)
(Checksum Offload (TCP/UDP, IPv4/IPv6))
----------------------------------------------------------
TCP/UDP バージョンと IP バージョンの組み合わせに対応するハードウェア チェックサム 
オフロードの制御に使用します。チェックサム オフロードを無効にする必要はありません。

既定値: "Tx & Rx 有効"
有効範囲: 
	- "Tx & Rx 有効"
	- "Tx 有効"
	- "Rx 有効"
	- "オフ"

注: IPv6 パラメータはすべてのアダプタ タイプに使用できるわけではありません。


エナジースター (Energy Star)
--------------------------
ウェイク オン (Wake On) LAN 機能が有効なときに、スタンバイ状態や休止状態の電力消費を節約します。

既定値: "オン"
有効範囲:
	- "オフ":
		アダプタの節電機能は無効です。
	- "オン":
		節電のため、リンク速度を 10 Mbps に切り替えます。

注: このパラメータはすべてのアダプタ タイプに使用できるわけではありません。


割り込み節度 (Interrupt Moderation)
-----------------------------------
指定レートを超える割り込みが発生すると、割り込み節度機能は、割り込みごとにいくつかのデータ 
パケットを処理できるよう、これらの割り込みをグループに分けます。CPU の利用を節約できますが、
待ち時間が増える場合があります。

既定値: "オン"
有効範囲:
	- "オン"
	- "オフ"


リンク速度とデュプレックス (Speed & Duplex)
--------------------------------------
自動感知、デュプレックス機能、リンク速度に関する情報を保存します。

既定値: "自動感知" ("Auto Negotiation")
有効範囲:
	- "自動感知"
	- "10 Mbps Half Duplex"
	- "10 Mbps Full Duplex"
	- "100 Mbps Half Duplex"
	- "100 Mbps Full Duplex"

注: このパラメータは、ファイバ アダプタには無効です。


バッテリ モード時のリンク検出 (Battery Mode Link Detection)
-----------------------------------------------------
リンクがなくシステムがバッテリ駆動のときにアダプタが動作するモードを設定します。

既定値: "エナジーディテクト+™"
有効範囲:
	- "節電設定なし":
		アダプタの節電機能を無効にします。
	- "最大節電":
		リンクがない場合、アダプタの電源が切れます。
		新しいリンクがないか確認のため、ドライバは 20 秒ごとにアダプタをウェイク アップします。
	- "エナジーディテクト+™" (EnergyDetect+™):
		"エナジーディテクト+™" モードでは、"最大節電" モード
		より高速でリンクが起動しますが、アダプタの消費電力が増
		えます。

注: このパラメータはすべてのアダプタ タイプに使用できるわけではありません。


バッテリー速度設定 (Battery Speed Settings)
-----------------------------------------
システムがバッテリ駆動のときのアダプタのリンク速度を設定します。

既定値: "最高速度"
有効範囲:	
	- "最小消費電力":
		節電のためリンク速度が 10/100 Mbps に切り替わります。
	- "最高速度":
		アダプタは最高速度と最大消費電力で動作します。(システ
		ムの電源が AC 電源のときと同じく節電は行いません)。

注: このパラメータはすべてのアダプタ タイプに使用できるわけではありません。


フロー制御 (Flow Control)
--------------------------
自動感知のフロー制御機能を設定します。

既定値: "Tx & Rx 有効"
有効範囲:
	- "オフ":
		リンク パートナーは PAUSE フレームを送信できません。
	- "Tx & Rx 有効":
		どちらのリンク パートナーも PAUSE フレームを送信できま
		す。
		
このパラメータはポート別に設定できます。そのため、
ケーブルのもう一端のポートで処理できないパラメータの組み合わせがある場合に便利です。
既定の設定を使用すると、アダプタはピア ポートの機能を自動的に検出します。

   
大容量送信オフロード (IPv4) (Large Send Offload (IPv4))
----------------------------------------------------
IPv4 トラフィックの大容量送信オフロード機能を制御します。

既定値: "オン"
有効範囲:
	- "オン":
		大きいパケットはネットワークに送信する前にアダプタでセ
		グメント化します。この方法で、プロセッサの負荷を軽減しま
		す。
	- "オフ":
		アダプタはパケットをセグメント化しません。

注: このパラメータは、Yukon2 チップ以後のアダプタから利用できます。


大容量送信オフロード v2 (IPv4),
大容量送信オフロード v2 (IPv6)
(Large Send Offload v2 (IPv4/IPv6))
----------------------------------------
IPv4 トラフィックと IPv6 トラフィックの大容量送信オフロード バージョン 2 の機能制御に使用します。

既定値: "オン"
有効範囲:
	- "オン"
	- "オフ"
	
注: このパラメータはすべてのアダプタ タイプに使用できるわけではありません。


Wake on magic packet
---------------------
Enables/disables Wake On LAN by Magic Packet™.

Default value: "Enabled"
Valid values:
	- "Enabled"
	- "Disabled"


Wake on pattern match
----------------------
Enables/disables Wake On LAN by pattern match.

Default value: "Enabled"
Valid values:
	- "Enabled"
	- "Disabled"


*** Readme ファイルの末尾 ***